生活習慣病のドライアイ

2018年05月13日

ドライアイは、涙が少ないために目が乾き、目の痛み、頭痛や肩こりなどの不快症状があり、仕事の効率にも大きく影響する病気です。

オフィスワーカーの3人に2人が少なくともその傾向があると言われている生活習慣病の一つなのです。

特に長時間の座位でパソコン画面やスマホ画面を凝視すると、交感神経優位で涙量が減り、まばたきの回数が減って目が乾燥します。通常まばたきを1分間に15~20回することで目の表面に水分が補充されます。しかし、パソコンなどの画面をじっと見つめるとまばたきの回数が半分から3分の1程度に減ることがわかっています。本を読んでいるときも多少減りますが、パソコンの方がまばたき回数の減少が激しく、特にゲームなど動きのあるものを凝視すると影響が極めて大きいのです。

また、エアコンを使うと湿度が下がり、目が乾きやすくなりますし、コンタクトレンズは涙の上に浮かんでいて、つけると涙の層が薄くなり、やはり乾きやすくなるので、注意が必要です。

他の生活習慣病と同様に、太っていたり、運動不足だったりするとドライアイが発症しやすいこともわかっています。

●ドライアイ対

パソコン対策は、画面の高さを目の位置より低くすること。目線が水平より15度ぐらい下になるのが目安です。伏し目がちになると目を大きく開くことが少なくなり、目の乾燥を軽減する効果があります。

 そして意図的にまばたきを増やしてください。スマホも含め画面を長時間見る場合は1時間に1回ぐらい休憩をいれること。

エアコン対策では風が顔に直接あたらないようにします。

コンタクトレンズをお使いの方は試供品などをいろいろ試してみて自分の目にあったものを探すことが一番重要です。ごろごろする感じや多少ぼやけて見えていても、ほかのものを使ったことがないために、こういうものだと思ってしまっている人がいるからです。

加湿器の水蒸気や涙が目の表面で蒸発しにくい保湿メガネを使うのはドライアイの共通の対策です。

さらに、食べ過ぎ、夜更かし、運動不足、喫煙などの悪しき生活習慣をぜひ改善してください。

勿論、ドライアイ治療として、目薬を中心に薬物治療法が確立しています。ただ、目薬は涙に含まれる多様な成分を洗い流すので使いすぎはよくありません。1日3、4回ならOKですが、5回以上はイエローカード、10回以上はレッドカード。自分で判断しないで医療機関で相談してください。

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