節酒は心身の健康対策

2018年01月30日

過度な飲酒は、過剰な活性酸素の産生、体脂肪の増加、不眠等を引き起こすだけでなく、飲酒が続けば食生活環境を損ない、最終的にアルコール依存症へと突き進む。活性酸素が体内の鉄の存在下で様々な障害を引き起こすのですから、飲酒は肝障害やがんにとどまらず、うつ病、認知症、自殺等の心身の病気に進展します。                  節度ある1日の飲酒量とは、純アルコール約20グラムで、ビール中瓶(500ml)なら1本、清酒なら1合、ワインならワイングラス2杯まで(下図参照)。残念ながら女性の場合は、これよりもさらに少ない量が推奨されています。

なぜ女性の方がより少量でも障害が出現するのかというと、男性より小柄で体内水分量・循環血液量・筋肉量が少なく、少量飲酒でも影響を受けやすいこと。そして、女性ホルモンのエストロゲンが、成長ホルモンを介してアルコール分解を速めてより有害な物質を産生したりするからです。                                 飲酒由来の死亡者が約3.5万人、アルコール依存症80万人、アルコール関連問題者654万人と推定されています。                               2014年、アルコール健康障害対策基本法が施行され、国が基本計画策定、依存症対策などに総合的に取り組むことになりました。少しでも「常習飲酒量が多い」と思えば、本人も周囲も要注意です。下記のチェックリストで2項目以上該当するなら危険信号です。さらに、「アルコール依存症の診断基準」もチェックしましょう。

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